ただいま美容業界は人手不足です
とはいっても、ブランドが社員を募集しているわけではなく、デパートがブランドのために募集をかけている状況です
仕事の割には時給が安かったり、仕事が多かったりと辞める方も多いのが現実です
それでも美容部員に憧れて入ってくる若い子が多かったのですが
何を思ったのか、最近入った新人は
35歳、独身、前職が保母
という経歴の持ち主
この業界に入るのだからさぞかし美意識が高いか、化粧品が好きなんだろうと思いきや、
見た目は
おばさん
年齢より老けて見えるし
歯茎丸出しで笑ったり
歩き方は前かがみでドシドシと歩く
美意識のかけらも一つもない方でした
でも入れてしまったからには教育して一人前の美容部員にしないといけません
ここから苦悩の日々が始まりました
まず、前職の関係なのか、手がどす黒い
お客様の前に出せるように手ではありません
スタッフたちはまず、ネイル売り場に連れて行き、必要な手入れを教えました
次に、35歳という年齢からなのか
人の名前を覚えが悪い
みんな左胸には名札をつけているので、それを見て名前を言えばいいのに、
「◯◯入社の方」
みたいな言い方をする
これはさすがに失礼だと、一喝されてました
やはり美容には興味持ってなかったんでしょね
お手入れがオールインワン一つで日焼け止めすらつけていない
一流ブランドの美容部員たるもの、憧れられる存在でいなくてはいけない立場の人がこれでは…
今や時代もこうなんです
入ってくれればいいと、おばさんでも鬱の人でも、耳の聞こえない人でも入れてしまう業界になってしまいました
このおばさん、この先どうなるんだろう
続く